いつもNHK「MUSICJAPAN」をご覧頂きありがとうございます。プロデューサーのシゲPです。
今週のMJはデビュー10周年を迎えたBerryz工房の皆さんが出演、新曲「普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?」を歌います。 彼女たちは今回も両A面シングルということで、今日は最近多い「両A面」について書きたいと思います。言葉自体はレコード文化からきたもので、
言わば”推し曲”ということなんですが、ファンの皆さんにとってはMVが2曲作られたり、ジャケットの種類が増えたり、別々のプロモーション活動が見られてメリットも多いかと思います。
でも、我々取り上げるメディア側からすると「どっちを取り扱うのか?」という問題が発生してしまいます。
普通はアーティストサイドの意向で選曲されるものなのですが、Berryz工房さんはちゃんと理由を説明すればこちらが選曲させてもらえるんです。ありがたいことです。
今回、「アイドル10年」の方にしたのは、この歌がアイドルの中で唯一無二の個性をもつBerryz工房さんにしか歌えないインパクトの強い楽曲だからです。
強烈なタイトルからも視聴者の皆さんに何か心に"引っかかるもの”があればと思い選曲しました。
ゲーム音楽のようなテクノサウンドに空手の振付、時々聞こえる馬の雄叫びw こんなオリジナリティにあふれる歌はBerryz工房にしか歌えないでしょうね。
実は前回のMJ出演時にも両A面だった「ROCKエロティック」の方でお願いしました。当初は「もっとずっと一緒に居たかった」だったのですが、ファンの方から「MVがとてもカッコイイのでコチラをお願いします」という推挙のメールがあり、
早速「ROCKエロティック」のMVを見たのですが”ゴスロリ&宝塚風”というコンセプトに度肝をぬかれて、割と収録直前だったのですが、是非こっちでお願いしたいと曲を変更してもらいました。
当時はMV撮影以来久々の衣装着用ということ色々と負担をかけてしまいました。 その時にBerryz工房のパフォーマンスを見て思ったのは、動画全盛の今の時代、TVの歌番組だって個性を発揮しないといけないということでした。
そして、Berryz工房の皆さんにはもう一曲「Loving you Too much」を歌ってもらいます。今回の番組テーマが「結婚」ということで、クリス・ハートさんも、清木場俊介さんも、コブクロさんも、結婚にまつわる歌を歌ってくれてます。
”Berryz工房と結婚”ということで私が真っ先に思い浮かべた歌は「私の未来のだんな様」ではなく、「Loving you Too much」でした。既婚者ならわかって下さると思いますが、
振り返ると結婚って結婚式前後の数日間が”幸せの絶頂期”だったのかなと思えるくらい、幸せな気分であふれてませんでしたか?
「Loving you Too much」は聴く人をそんな幸せな気分にさせてくれる”多幸感”あふれる名曲だと思い、今回歌ってもらいました。
Berryz工房はデビューして10年、これまでシングル35作品をリリースしてきました。
そこで培われてきたのは、突き抜けた"個性”とあふれ出る”多幸感”で、そこにファンの皆さんは魅力を感じ、応援し続けているのだと思います。だって、普通、アイドル10年やってらんないでしょ!?
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