今、声優業界に「アイドル声優」が増える一方で、「アイドル出身」の声優も増えている。2012年『ちとせげっちゅ!!』で桜庭ちとせを演じ、現在
放送中の『ハピネスチャージプリキュア!』のオープニングテーマ「ハピネスチャージプリキュア!WOW!」を歌う仲谷明香もそのひとり。AKB48を卒
業して、声優に転身してから1年。最近では、今秋から配信されるスマートフォンゲーム『アイドル事変』のキャストに決まったりと、声優としての
キャリアを着実に積んでいる。そんな彼女に、アイドル出身の声優として見た、“現在の声優業界”について語ってもらった。(中略)
■アイドル声優はあっていいと思うし、むしろ憧れの存在
――昔の声優は、声を吹き込むだけの裏方のイメージで、表に出ることはほとんどありませんでしたが、最近の声優はアニメのキャラクターソングは
もちろん、自身の名義でCDをリリースしたりと、よく歌を歌いますよね。私は声優の昔のイメージが強く残っているので、今の声優の形に違和感を覚
えることもあるのですが、仲谷さんくらいの世代の声優ファンは受け入れてしまうものなのでしょうか。
仲谷 私はそんなに嫌な感じはしないです。いいなという憧れもあると思います。でも、ほかの畑にも入っていくのはよくないというのもわかります
。やっぱり、演技だけで比べると、演技に専念している方の演技は、聴いていても苦にならないので。私は、時代は変わっていくものだと思うし、そ
れ(今の声優の形)はそれでいいんじゃないかと思いますよ。
――では、アイドル声優が増えると、アイドル業界で生きるアイドルたちの危機になってきたりするんですかね?
仲谷 (「アイドル声優」と「アイドル」の)ファン層はだいぶ違っている気がします。かぶっているけど、ちょっと違うみたいな。受け入れられな
い人もいるし、(どっちも)かじっている人もいるし。そういう感じで、持ちつ持たれつ、このままの状態が続いていくのかなって思います(笑)。
――仲谷さんが考える、 「アイドル声優」と「アイドル」の違いとは何でしょうか。
仲谷 昔は、単純に見た目がかわいいのがアイドルという見方もありましたが、今は声優さんもかわいい人たちが増えているから、“演技ができるで
きない”じゃないですか?(笑) アイドル声優さんは演技も歌もダンスもできて、アイドルはキラキラとして歌って踊っている感じかな。アイドル
をやりたければ、キラキラオーラを出す方がいいし、声優をやりたいなら演技もできた方がいいし……って、難しいですね(笑)。
――それでは、アイドルを経た仲谷さんは、ほかの声優にはない強みがあるのでしょうか?
仲谷 人前に立つ時は、臨機応変に対応できると思います。でも、今の若い子たちも積極的だから、負けないように頑張らないとって思うんですけど
(笑)。あと、しゃべるだけなら大丈夫なんですが、歌を歌うイベントはすごく緊張します。自分の「ハピネスチャージプリキュア!WOW!」だけな
ら、歌もダンスも覚えて不安要素はないんですが(笑)。ほかの人が歌っていた歌を歌うとなると、やっぱり自分の歌じゃないので、うまく歌わなき
ゃと意識して、すごく緊張するんです。
(中略)
■今の声優は“見た目”も大事?
――アイドル声優が増えて、今の声優は“容姿”も重視される要素になりつつありますが、実際に現場に集まる声優のビジュアルをどう見ていますか?
仲谷 私は人のいいところ探しというか、この人は「ここがいいからきっと売れている」と意味付けをするのが好きなので、人をかわいくないと思う
ことがあまりないんですよね。でも実際、オーディションに受かってから現場に行くことがありますが、スタジオにいる声優はみんなかわいいです。
――仲谷さんは、今の声優にとって“見た目”は大事な要素のひとつだと思いますか?
仲谷 それは思いますね。だから、この流れが終わらないかなと思うんですけど(笑)。
――元アイドルとして、仲谷さんは有利だと思いますが(笑)。声優になった今でも、容姿を磨くことは常に心がけているのでしょうか?
仲谷 もともとケアをあまりしていないんですよ。よく食べるから、すぐに丸くなるし(笑)。気を使っていない方ですが、何もしないということは
ないので、必要最低限のことはしています。今は、(容姿が)大事な部分なのかな。早く、この風潮が廃れてほしいですね(笑)。
http://otapol.jp/2014/08/post-1377_3.html
仲谷明香(22)
放送中の『ハピネスチャージプリキュア!』のオープニングテーマ「ハピネスチャージプリキュア!WOW!」を歌う仲谷明香もそのひとり。AKB48を卒
業して、声優に転身してから1年。最近では、今秋から配信されるスマートフォンゲーム『アイドル事変』のキャストに決まったりと、声優としての
キャリアを着実に積んでいる。そんな彼女に、アイドル出身の声優として見た、“現在の声優業界”について語ってもらった。(中略)
■アイドル声優はあっていいと思うし、むしろ憧れの存在
――昔の声優は、声を吹き込むだけの裏方のイメージで、表に出ることはほとんどありませんでしたが、最近の声優はアニメのキャラクターソングは
もちろん、自身の名義でCDをリリースしたりと、よく歌を歌いますよね。私は声優の昔のイメージが強く残っているので、今の声優の形に違和感を覚
えることもあるのですが、仲谷さんくらいの世代の声優ファンは受け入れてしまうものなのでしょうか。
仲谷 私はそんなに嫌な感じはしないです。いいなという憧れもあると思います。でも、ほかの畑にも入っていくのはよくないというのもわかります
。やっぱり、演技だけで比べると、演技に専念している方の演技は、聴いていても苦にならないので。私は、時代は変わっていくものだと思うし、そ
れ(今の声優の形)はそれでいいんじゃないかと思いますよ。
――では、アイドル声優が増えると、アイドル業界で生きるアイドルたちの危機になってきたりするんですかね?
仲谷 (「アイドル声優」と「アイドル」の)ファン層はだいぶ違っている気がします。かぶっているけど、ちょっと違うみたいな。受け入れられな
い人もいるし、(どっちも)かじっている人もいるし。そういう感じで、持ちつ持たれつ、このままの状態が続いていくのかなって思います(笑)。
――仲谷さんが考える、 「アイドル声優」と「アイドル」の違いとは何でしょうか。
仲谷 昔は、単純に見た目がかわいいのがアイドルという見方もありましたが、今は声優さんもかわいい人たちが増えているから、“演技ができるで
きない”じゃないですか?(笑) アイドル声優さんは演技も歌もダンスもできて、アイドルはキラキラとして歌って踊っている感じかな。アイドル
をやりたければ、キラキラオーラを出す方がいいし、声優をやりたいなら演技もできた方がいいし……って、難しいですね(笑)。
――それでは、アイドルを経た仲谷さんは、ほかの声優にはない強みがあるのでしょうか?
仲谷 人前に立つ時は、臨機応変に対応できると思います。でも、今の若い子たちも積極的だから、負けないように頑張らないとって思うんですけど
(笑)。あと、しゃべるだけなら大丈夫なんですが、歌を歌うイベントはすごく緊張します。自分の「ハピネスチャージプリキュア!WOW!」だけな
ら、歌もダンスも覚えて不安要素はないんですが(笑)。ほかの人が歌っていた歌を歌うとなると、やっぱり自分の歌じゃないので、うまく歌わなき
ゃと意識して、すごく緊張するんです。
(中略)
■今の声優は“見た目”も大事?
――アイドル声優が増えて、今の声優は“容姿”も重視される要素になりつつありますが、実際に現場に集まる声優のビジュアルをどう見ていますか?
仲谷 私は人のいいところ探しというか、この人は「ここがいいからきっと売れている」と意味付けをするのが好きなので、人をかわいくないと思う
ことがあまりないんですよね。でも実際、オーディションに受かってから現場に行くことがありますが、スタジオにいる声優はみんなかわいいです。
――仲谷さんは、今の声優にとって“見た目”は大事な要素のひとつだと思いますか?
仲谷 それは思いますね。だから、この流れが終わらないかなと思うんですけど(笑)。
――元アイドルとして、仲谷さんは有利だと思いますが(笑)。声優になった今でも、容姿を磨くことは常に心がけているのでしょうか?
仲谷 もともとケアをあまりしていないんですよ。よく食べるから、すぐに丸くなるし(笑)。気を使っていない方ですが、何もしないということは
ないので、必要最低限のことはしています。今は、(容姿が)大事な部分なのかな。早く、この風潮が廃れてほしいですね(笑)。
http://otapol.jp/2014/08/post-1377_3.html
仲谷明香(22)
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